下地処理は物によってはここまでやります
これが常識ということである。
決して薬品で剥離するようなことはありません。
なぜなら、薬品で剥離した場合には鉄板自体が酸化
(錆ること)をすることを進める
結果になってしまうからです。
フェンダー下部に錆によってあいた穴があり板金
(溶接)の後に防錆処理へ。
ちなみに
この車はW114(74年式280CE)で私の持っている車と
同年式同型式のものです。
フロント周りの状態です。
鉄板は年数が経つと非常にもろくなっています。
手作業で丁寧に金属面までといてあげることが
重要です。
運転席足元のフロア状態です。
W114は特にこのあたりが弱いですね。
フロアは自動車用鋼板をハンドメイドで作成します。
時にはボディパーツの一部をハンドメイドで作成する
こともしばしば。
溶接を行い仕上げの後、防錆処理を行います。
運転席足元のフロア状態を下から見た状態です。
114はこのあたりが特に弱いですね。
簡単に処理をするとジャッキアップポイントが強度を
失ってしまいます。
また、車両全体の強度が保てなくなります。
仕上がった114です。
ボディの歪も皆無な新車同様の114が完成しました。
次回はエンジン・ミッションのオーバーホールが目標
だそうです。